Update: 2011 Jun 13, 08:30:59 (JST)
おしらせ
2011年6月2-12日、RIBF SHARAQスペクトロメターを用いて逆運動学(p,n)反応測定の実験 (NP1012-SHARAQ05: Spin-isospin excitations of 12Be via the (p,n) reaction in inverse kinematics, 実験代表者: 矢向謙太郎) を行いました。
下はこの実験のために新たに製作した低エネルギー中性子検出器の写真です。
2011年1月22日 岡村弘之教授 (RCNP) 追悼シンポジウム Symposium on Physics Perspective at RIBF Initiated by Prof. Hiroyuki Okamura が開かれました。
2010年5月16日 酒井先生退職記念祝賀会・パーティー 於 山の上ホテル (御茶ノ水) (会次第)
2010年3月5日 午後4時30分-6時00分 最終講義 (物理学教室談話会)
「スピンでめぐった原子核物理学」。量子系に於いて粒子のスピンは重要な役割を果たす。このことは複数個の核子(陽子と中性子の総称)からなる孤立有限量子多体系である原子核にも当てはまる。核子同士を結び付けている核力は主にパイ中間子が担っていて、非常に強いスピン依存性をもっている。このため原子核の本質に迫るには、スピン依存の現象の理解が不可欠である。その代表的な例として、原子核のスピン反転振動によるガモフ・テラー巨大共鳴があげられる。1980 年ごろ、実験で得られたガモフ・テラー遷移強度と理論によるスピン和則値との比較からクエンチング問題が発見された。我々は、1997年に長期間謎だったクエンチング問題を実験的に解決した。その結果、核内核子の内部自由度(平たく言えばクオーク・スピン反転の役割)の寄与が明らかになり、さらに核物質の状態方程式を決める重要な情報も得ることができた。最終講義では、ガモフ・テラー型振動を始めとして、様々なスピン振動の実験的研究を通して見えた原子核物理学の進展を振り返る。
核のスピン振動の研究には核反応を用いるが、実験的には反応過程でのスピン制御と観測が欠かせない。そのために、この20 年間で重陽子スピン偏極イオン源、偏極陽子固体標的、偏極ヘリウム3 標的、陽子‐、中性子‐、重陽子‐偏極度計等の色々な装置の建設を行ってきた。アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンのパラドックスに関わる実験や三体力を検証する実験も、これらの装置建設の中からアイディアが生まれて実現した。さらに、理研のRIBF施設にSHARAQスペクトロメーターを建設した。不安定核ビームによって、スピン振動の研究に最適な発熱型核反応測定を実現するためである。これにより新たな転回が期待される。これらの話題についても紹介したい。
退官記念パーティは午後6時15分から理学部4号館1320号室で行われました。
2010年2月18日-21日、ICHOR-EFES International Symposium on New Facet of Spin-Isospin Responses (SIR2010) を開催しました。 更新:2010年01月13日
プレスリリース「ニュートリノ質量の上限値は正しいか?」- 二重ベータ崩壊の核行列要素の研究 - 2009年7月10日
Gamow-Teller strength distributions in 48Sc by the 48Ca(p,n) and 48Ti(n,p) reactions and two-neutrino double-β decay nuclear matrix elements が Physical Review Letters 誌のオンライン版に掲載されました。 2009年7月1日 13:00 (EDT)
2009年6月30日、SHARAQ完成記念式典が開催されました。
日本物理学会誌 2009年5月号の「新著紹介」に 『朝永振一郎著, 江沢洋注, スピンはめぐる; 成熟期の量子力学 [新版]』の紹介が 掲載されています。
日本物理学会誌の「最近の研究から」に 『陽子対を用いたベルの不等式の検証実験と非局所量子相関(最近の研究から)』が 掲載されています。(Butsuri 64(1) pp,33-37 20090105, CiNiiのページ)
2009年3月23日-30日と5月1日-8日に、RIBFにてSHARAQのコミッショニング (性能評価実験) を行いました。
2009年4月19日-26日に、RIBFにて最初の偏極重陽子ビーム実験 (NP0702-RIBF23, 重陽子偏極分解能測定) を行いました (詳細)。
2008年10月29日-31日、ICHOR-EFES International Symposium on New Facet of Spin-Isospin Responses - Toward the Commissioning of SHARAQ Spectrometer - (SIR2008) を開催しました。 更新:2008年11月06日
日本物理学会欧文誌 (Journal of the Physical Society of Japan) の News and Comments に H. Sakai, “Discovery of New Isotopes” が掲載されました。 更新:2008年08月11日
第107回 (平成19年秋季) 東京大学公開講座『核力100年』が 東大.TV で公開されました。(講義資料と映像があります。) 更新:2008年07月29日
2008年6月30日、 第558回 Nuclear Science Seminar (講演者: Charlotte Elster 氏 (Ohio大)) が開かれました。
2008年4月22日-24日、 物理学特別講義 『新原子核反応入門』 (講師: 坂口治隆 氏 (宮崎大教授)) が開講されました。
2008年4月22日、 第557回 Nuclear Science Seminar “陽子弾性散乱による錫アイソトープの中性子分布抽出” (講演者: 坂口治隆 氏 (宮崎大)) が開かれました。
2007年10月29日-31日、国際シンポジウム New Facet of Three Nucleon Force (FM50)) を開催しました。 更新:2007年11月13日
酒井研で進めている 三体力 の研究成果により 酒井研出身者である 関口仁子さん (現理研仁科加速器センター) が 原子核物理学IUPAP若手賞 を受賞されました。 この賞は全世界の物理学者からなる国際組織である IUPAP (国際純粋応用物理学連合)の 原子核物理学分野 (C12) から3年に1度、3名に授与される、若手研究者にとっての最も格式の高い賞です。 関口さんは、2007年度の3名の受賞者のうちの1人に選ばれました。
荷電交換反応スペクトルの解析から、 90Zr核の中性子スキン厚を実験的に精度よく求めることに成功し、 この論文 “Neutron skin thickness of 90Zr determined by charge exchange reactions” が Physical Review C の速報として掲載されました。
『強い相互作用する質量を持ったフェルミ粒子ペアーのスピン相関測定によるベルの不等式の検証』: Physical Review Letters誌に掲載されました。 更新:2008年06月05日
2005年11月11-12日、「International Symposium on the 15 Years of Spectrometer SMART and New Turn to RIBF」が開かれました。 更新:[an error occurred while processing this directive]
「発熱型荷電交換反応による時間領域でのスピン・アイソスピン応答」が平成17年度文部科学省科学研究費補助金特別推進研究に採択され、ICHOR プロジェクトがスタートしました。 更新:2008年05月08日
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酒井研究室では、主に、中間エネルギー (核子当たり100MeVから数100MeV前後) における核反応を通じて、ハドロン多体系としての原子核の構造や核子間相互作用の実験的研究を行っています。



